人生三回り。何とか生活状況が好転するのを待ちたかったが、主治医曰く今の状況はしばらく続くだろうとのこと。そこで私も決断をすることにした。
ホルモン療法始めます。もちろん今すぐに、というのは経済的な事情もあって無理だし、そもそもまだ確定診断を受けてないので、確定診断待ちなのですが。
もう一つ、私を決断に至らせたきっかけは、祖母の認知症。話を聞いたときは、とうとう来るべきものが来たか、という感じだった。これでおそらく私は祖母が生きているうちに祖母と会うということはおそらくない。次に会うときはたぶん葬式のときだろうという覚悟はできた。「せめて祖母の目の黒いうちは男でいようか」とも思ったけど、もうその必要もない。この歳になって、私の人生を私が決めても誰に咎められる謂われもない。
親類縁者の目を気にして、両親は反対するかもしれない。その時はその時で、私という人間はいなかったことにしてもらっても一向に構わないし、そうでなくとも、人前では他人のふりをして、後でこっそり…ということだってできるだろうし、いくらでも方法はあるだろう。
今後がどのような状況になっていくかについてはもうしばらく経たないとわからないが、心のうちだけははっきりさせたいと思い、ここに決断の一文を記す。
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